婦人科疾患・逆子や悪阻、またお産後の体力増強

初筆2003年10月26日
E-mail: maeda@harikagaku.net

妊娠中からお産後はかなりの体に変化をきたします。体力に自信があった方でも悪阻で苦しんだり妊娠中毒症で血圧が上がったり糖が出たりして考えもしない状況に悩まされることは珍しくありません。

妊娠中は免疫力が落ちるといわれています。胎児を異物と見なさないためです。だから喘息やアトピーがあった人が妊娠中は症状がおさまることが多いみたいです。

当院では次のような疾患の方が多くみられます。

悪阻 悪阻は一般的に妊娠5ヶ月までが強く現れることが多く、まれに中にはお産するまで続く方もいらっしゃいます。こういった方には週2回の鍼治療で、全身的にリンパの滞りをとって浮腫をとります。また精神的不安定になる方が多いので自律神経に対する治療でホルモンバランスをよくします。また、妊娠中は薬を飲みたくないので、風邪の治療にも効果的です。

お産後の治療 お産後は、体力の減退による体力アップをはかり、授乳が少ない方や母乳のトラブル(乳腺炎・陥没乳頭・白斑)にたいする鍼治療もおこなっています。

逆子 逆子の治療は妊娠9ヶ月までなら鍼治療で改善されます。数回の鍼治療で結果が出ています。