鍼治療Q&A

初筆2003年11月23日
E-mail: maeda@harikagaku.net

Q:鍼治療って痛くないですか?

A:人によって感受性が様々なので、状態をみながら鍼治療を行います。鍼治療後ほとんどの患者さんが「思ったよりずっと痛くなかった。こんな事ならもっと早く来れば良かった。」と言ってくれます。


Q:鍼治療でHIVやB型・C型肝炎が感染したりしませんか?

A:当治療室では、一人一人使い捨ての鍼を使用しておりますのでそういうことはありません。


Q:金属アレルギーがあるのですが、鍼治療できますか?

A:いろいろな材質の鍼がありますのでアレルギーが出にくいステンレスを用います。


Q:鍼を刺しても血が出ないのはなぜですか?

A:当治療室で用いているのは、直径が約0.2mm程度の非常に細い鍼ですので、その分、鍼を刺入した時の組織の損傷が小さく、鍼を抜くと組織の弾力により、鍼によってあけられた小さな穴も塞がれてしまうので、出血する事はほとんどありません。


Q:鍼治療にも副作用がありますか?

A:全くないとは言えませんが、少なくとも蓄積性の副作用はないと言って良いと思います。鍼の副作用の主なものとしては、刺激過剰によるだるさや痛みの一時的な増強ですが、ほとんどの場合数日内に解消されます。当治療室では、初診の患者さんに対してこれらの副作用を防ぐため、かなり軽めの治療に留めています。


Q:鍼治療って痛くないですか?

A:鍼の効果にはかなりの個人差があります。症状によっても異なりますが単なる肩こりやギックリ腰なら多くの場合、1〜3回程度の治療で症状が軽減または消失します。しかし、一回の治療で症状が好転しないと言って直ぐに治療をあきらめてしまうのは早すぎます。先にも書いたように、初回の治療はかなり軽めに行いますので、効果を上げるに充分な刺激量に達しない事もあります。その人に適した刺激量を把握するには一回だけの治療では困難な場合がある事をご理解下さい。


Q:鍼治療をした日は、お風呂に入れますか?

A:鍼治療をした後にお風呂に入っても何の問題もありません。


Q:鍼治療は毎日続けても大丈夫ですか?

A:患者さんの症状や体質によって個人差があります。リンパの働きは鍼治療をすると二日間くらい活発になるため、中二日あけてのおいての治療をおすすめします。


Q:鍼治療の効果はなん時間後ですか?

A:これもかなり個人差があります。治療直後楽になる場合や数時間後にスッキリする場合もありますが、治療の翌日に症状の好転を感じるという場合が最も多いようです。時には数日後、或いは治療後一週間くらいかかって症状が消失したという場合もあります。