鍼治療について

初筆2003年10月26日
E-mail: maeda@harikagaku.net

鍼治療といえばツボを連想され、気功法や陰陽五行説を思い浮べる方も多いと思いますが、当治療室では西洋医学の解剖学や生理学に基づきリンパ系を中心にした平方鍼法を行っています。

リンパに対する鍼を行うことで、リンパ球が増え細菌類を除去してくれます。

平方式では胸腺・脾臓・リンパに対する鍼を行うことで免疫力を高める作用があります。免疫力が弱ることで病気を引き起こしてしまいます。たとえば、癌細胞は正常な人でも毎日作られていると考えられています。しかし、それを押さえようと白血球の一種であるナチュラルキラー細胞が癌細胞を攻撃し、癌細胞の増殖を抑えています。でも、免疫力が弱ることでこの作用がなくなり、癌細胞が増え続け、正常な細胞が癌細胞に変わってしまいます。鍼はこういう誤操作を防ぐ力があります。

また、鍼といえば縫い針や注射針をイメージして「痛い!」と思われがちですが、髪の毛より細いといっても過言ではないほどの細さですから無痛に近いです。 ほとんどの方が以外と鍼は痛くなく、気持ちよさで眠ってしまうほどだと言われます。鍼をすると、自律神経である交感神経と副交感神経のバランスが整い、ホルモンの分泌も整います。血液だけではなく体液循環がよくなり新陳代謝が盛んになることによって免疫力がついて自然治癒力が高まりますので、快眠・快食・快便ができ気力が湧いてきます。